2008年10月17日 【カテゴリー】:海外視察
グラン・プロジェの残像
20世紀の最後のころ、
パリでは"グラン・プロジェ"と名づけられた
大規模な建築プロジェクトが展開されていました。
これは一ヶ所でのプロジェクトではなく、
パリ全域でいくつかの場所で
新鮮なデザインの建築を作っていくというものでした。
代表的なものではグラン・アルシュやアラブ研究所、
バスチーユ新オペラ座、ラ・ビレット公園等があります。
これらの建築ができたころ、私は変貌したパリの姿を見るため、
少しの間パリに滞在したことがありました。
当時としては刺激的なデザインばかりで、
まだ今よりは若かったので、一日中歩き回っていました。
今日行ってきた国立図書館もそのひとつです。
デザインはコンペを経てドミニク・ペローが担当しました。
広大な敷地の四隅に高層の建築をつくり、
図書館のほとんどの機能は中庭を持った
地下に配置するという
シンプルでありながら空間としては奇抜なものです。
今年7月、この図書館からセーヌ川に37番目の橋が渡されました。
装飾はほとんどないのですが、橋全体が美しい曲線美を持っていて、
軽やかで優雅な姿を持っています。
パリの橋といえば、京都市が鴨川に
ポン・ヌフをまねたようなデザインの橋をかけようとして、
市民の反対にあい、実現できていないことを思い出してしまいます。
パリの新しい橋はまったく違ったコンセプトで先に実現してしましたね。


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