上海
先週上海に出張でいってきた
現在製品の一部を中国で製造しているので
製品の品質検査と在庫の確認が主な目的であった。
工場の社長は中国の方ではあるが日本語を流暢に話し、
かなりの日本通でもあるので気心が知れて良好な関係が築けている。
今回も我々の戦略に沿った今後の仕入れや製品開発の話ができ
非常に有意義なものであった。
今回が4度目の上海出張であったが
はじめて訪れたのは今から3年ほど前になるが
それから行く度にいつも中国という国のものすごいエネルギーを感じるし
将来の可能性も感じるのである。
街中は人で溢れ、道路は車で溢れている。
街のショッピングセンターも日本では考えられないくらいの
人が押し寄せて、皆がものすごい量の買い物をしていく。
何といおうか、とにかくものすごいパワーを感じるのである。
消費に対するエネルギーを今回は特に感じた。
何かビジネスをしたくなる気にさせられるほど熱気に溢れている。
しかし交通事情だけは何回行っても慣れない。
日本で慣れた人間では横断歩道を渡る事すらままならない。
赤信号であろうが、人が渡っていようがお構いなしに
車は突っ込んでくるし、少しでもトロトロと歩こうものなら
瞬く間に数台の車から一斉にクラクションの洗礼を浴びるのである。
車の運転マナーも素晴らしいモノで、割り込みなどは当たり前なのである。
よく事故が起こらないものだと感心してしまうが
みな雑技団のような運転テクニックを駆使しているのである。
実際街の駐輪場を視察しようと通勤ラッシュ時に駅の周辺を
歩いたが2回ほど車とバイクにひかれそうになった。
というより間違いなく車のバンパーは私の膝をかすめていた。
こちらは青信号なので文句のひとつでも言ってやろうと
思った瞬間、クラクションと共に
「△○※■◇□○×!!」
と逆に車の運転手が身を乗り出して先制パンチを浴びせてきたのである。
かなり興奮した口調だったのでおそらく
「トロトロ歩くな!!うすのろ!!」
的な意味の言葉なのであろう。
日本では絶対に考えられない・・・。
歩行者優先の文化など全くナッシングである。
強烈な先制パンチを食らってしまった後では言い返す気も失せ、
次の車に惹かれないように全力で横断歩道を渡りきったのである。
この交通事情だけは本当にどうにかならないものかといつも思ってしまう。
前段の工場の社長にこの話をすると
「上海ではトロトロ歩くのダメね、ひかれても文句言えないよ、ハッ、ハッ、ハッ」
と笑われた。
日本にも良く来る社長は日本の交通事情にも詳しく
上海と日本とどちらが良いかと尋ねると
「それは日本の方が素晴らしいよ。歩きやすいし車のマナーも良いしね。」
と答えるのである。
私は今の交通事情に不満をもっている上海人は大勢いるのではないかと思う。
というか大半の方がそう思っているはずである。
人口が急激に増加して確かに交通マヒ状態に陥っている。
政策ではどうしようもない状態かもしれない。
でも安心して快適かつ安全に歩ける(走れる)街、
みんなこっちの方が絶対にいいに決まっている。
誰でもこれを望んでいるはずである。
我々のビジネスチャンスもこんなところに
あるのではないかと感じた。

コメント