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とうとう帰ってきました。約2週間、正直大変疲れました。これからの事業の方針や、方向性について、いろいろなものを見ながら考えることが目的の旅でしたが、今のところインプットのほうが勝ちすぎていて、アウトプットはこれからというところです。

ただ、世界はどんどん変わっている部分があるのはわかります。私たちが行っている間だけでも、経済の面では大きな変動があったようですし、人々の生活に対する考え方、格差の拡大、コマーシャリズムの肥大化など、変化はいたるところで感じます。

建築、建設の分野でも、ただ作るというだけでなく、そのプロセスや、表現の公共性のようなものが重要になってきている気がして、自分たちの立ち位置を明確に決めていないと、居場所がなくなるのではとも感じます。不況への入り口にあるような今、求められるものを的確に把握して、進んでいくべき道を示したい、と思っています。
アーキエムズ (2008年10月20日 09:35) | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)
フランクフルトについてみると、駅のすぐ近くにメッセがあり、ちょうど今、世界一の規模のインターナショナルブックメッセが行われていることがわかりました。夕食の和食レストランで聞いてみても、この時期は日本人も大変多いとの事です。日本からも数十の出版社が出展していて、国際的に出版物に関する商談が行われています。全部では7000もの出展があります。見に行ってみると日本からの出展ではやはりマンガが人気のようでした。アンティークの本もあったのですが、一方で、Eブック、つまり印刷物でなくディスプレイ上の出版というのが多かったように思います。コンテンツと表現の技術双方で新しさを競っています。
 映像による出展も目を引きます。今年で60周年というこの見本市。60年前と内容も規模も大きく様変わりして、表現やコミュニケーションの方法など、新しいやり方がまだまだ出てくるのでしょう。
アーキエムズ (2008年10月19日 09:30) | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)

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フランクフルトの町を歩いていると、ベリブより新しいシステムのレンタサイクルがあたるところに見られました。ただしこれは、ステーションがまったくなく、いらるところに乗り捨てられているといった感じです。それぞれの自転車にはおそらくGPSのようなものが備えられ管理されているのでしょう。パリよりかっこいいシステムです。

マイン川のほとりに建築博物館がありました。昔から何度も雑誌などで紹介されているはずの場所ですが、すっかり忘れていて、中に入ってみて初めて思い出しました。展示されているのは、コンセプチュアルな作品や西洋建築の歴史絵巻といった感じで、建築を作品として楽しむ事を久しぶりに思い出したという感じです。最近はあまりにも現実的・実利的にものを見すぎていたかなあ、と少しだけ反省の時間を持つことができました。たまには建築思索を楽しむのもいいでしょうね。カタログもって帰ります
アーキエムズ (2008年10月18日 18:25) | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)
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パリからフランクフルトへのトランジットのために、再びロンドン、ヒースローに立ち寄りました。今日のロンドンは晴れていて、空からロンドン郊外の様子をよく見ることができました。割と高級な場所かもしれませんが、統一感のある一戸建て住宅が建ち並び、美しい街並みに違いないだろう集落です。そのところどころにグリーンの広場らしきものが見えます。これらの中にはゴルフ場をはじめサッカー場やラグビー場、その他クリケットや乗馬などもできそうなスポーツ用の広場が多数見られます。ぼんやりと、非常に優雅で楽しそうな生活を思い浮かべていました。しかし、ふと疑問が。いったいこれらの場所のメンテナンスはどうしているのでしょうか。日本では、最近は郊外でも子供たちがスポーツを楽しめる場所が限られてきているのが現状で、行政が整備に努力をしても、財政的に限界があります。何も調べていないのでわかりませんが、ロンドンの姿をみて、広場の整備をみんなでやるとか、何かコミュニティの中での考え方が日本とは根本的に違うのだろうと思わされます。その部分が日本の一般的な住宅街の姿との違いになっているのではないでしょうか。自分たちの街をよくするのは自分たちしかいないという考え方は欧米では一般的であるといいます。日本にはまだそこまでの考えかたは根付いてはいません。
アーキエムズ (2008年10月18日 09:18) | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)
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20世紀の最後のころ、パリでは"グラン・プロジェ"と名づけられた大規模な建築プロジェクトが展開されていました。これは一ヶ所でのプロジェクトではなく、パリ全域でいくつかの場所で新鮮なデザインの建築を作っていくというものでした。代表的なものではグラン・アルシュやアラブ研究所、バスチーユ新オペラ座、ラ・ビレット公園等があります。これらの建築ができたころ、私は変貌したパリの姿を見るため、少しの間パリに滞在したことがありました。当時としては刺激的なデザインばかりで、まだ今よりは若かったので、一日中歩き回っていました。
今日行ってきた国立図書館もそのひとつです。デザインはコンペを経てドミニク・ペローが担当しました。広大な敷地の四隅に高層の建築をつくり、図書館のほとんどの機能は中庭を持った地下に配置するというシンプルでありながら空間としては奇抜なものです。今年7月、この図書館からセーヌ川に37番目の橋が渡されました。装飾はほとんどないのですが、橋全体が美しい曲線美を持っていて、軽やかで優雅な姿を持っています。パリの橋といえば、京都市が鴨川にポン・ヌフをまねたようなデザインの橋をかけようとして、市民の反対にあい、実現できていないことを思い出してしまいます。パリの新しい橋はまったく違ったコンセプトで先に実現してしましたね。
アーキエムズ (2008年10月17日 09:09) | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)
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パリについて早速、レンタサイクル"ベリブ"に乗ってみました。サン・ラザールからシャンゼリゼを通って、サイクリング。体験した人はわかると思いますが、かなり頑丈な車体で、高級な内装式のギアチェンジ方式を採用するなど自転車の仕様はいいものです。デザインはむっくりした姿がちょっと気になります。石畳のパリの街では乗り心地は決してよくはないのですが、広いパリの移動には大変使い勝手のよいものだと思います。設置台数も増えているみたいで、実際に使っている人もチョコチョコ見ます。ブランドショップにベリブで乗りつけるというのは少し違和感がありますが。
パリでは自転車の交通ルールは自動車とまったく同じで、一方通行の逆行でもつかまるそうです。また、左折(日本では右折)のときは、車にまじって中央よりの車線から曲がるという勇気の入る走り方が必要です。でも、シャンゼリゼで道の真ん中を走るのはいい気持ちでもありました。

 自転車レンタルに続いて、カーシェアリングも実際に行われることにっているそうです。ただ、パリの運転マナーは最悪で、事故の危険性は高いのではないでしょうか。そのほかにも既存の公共交通も含めて総合的に交通体系を見直す動きが進んでいるようです。市民向けのパンフレットも出ていて、パリはどんどん変わっていきそうです。
アーキエムズ (2008年10月16日 09:05) | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)
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グローバルクライシスに少しの休息が訪れたみたいですね。ロンドンではこんないいニュースに出くわすことになりました。月曜日のシティは地元の人によると渋滞が少しましだったようです。関係あるかどうかわかりませんが。
シティを通りぬけた後、ロンドン市役所に行ってみました。古い町並みの中に突然鉄とガラスの建築が現れるロンドンで、今一番話題の建築家はノーマン・フォスターらしく、市庁舎もフォスターによるものです。建築規制や街づくり、環境保護への取り組みなどについていろいろ聞いてみたかったのですが、言葉の壁に阻まれてしまいました。パンフレットによると街並み景観賞みたいな表彰制度があったり、公園の多いロンドンらしく緑の保全制度みたいなものはあるようです。ちなみにロンドンでは市の面積の三分の一が緑だそうです。また、市長が変わり、市民から直接意見を求める制度をはじめていて、もしかしたらロンドンの姿に何か変化が起こるかもしれません。

アーキエムズ (2008年10月15日 08:57) | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)
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アメリカからヨーロッパへ。こういう移動は初めてで、時差ぼけが完治しないうちに次の時差ぼけと、なかなかきつい行程です。ロンドンについたのが6時半。朝のロンドンはやはり霧でした。まずは市街ではなく、ドックランドのほうへ。リチャード・ロジャースのミレニアムドーム(現O2)の規模の大きさは大変なもので、ひとつのテントの中にアリーナや映画館、それにUSJやディズニーランドにあるモールが収まっているという感じです。周辺はまだまだ開発中で、巨大な新都市ができていく途中です。
そのあとセントポール大聖堂からミレニアムブリッジをわたってテートモダンへ。セントポールの隣にあるパタノスタースクエアという再開発地区は、三菱地所が開発をてがけた複合施設で、中央に大きな広場を配置した大規模なものです。街並みへの配慮とオフィスやオープンスペースの機能性を備えた秀逸のプロジェクトです。日本人として、誇らしい気分を味わいました。シティの中では街並みの改修プロジェクトが進められていて、現在はまだまだ工事中ですが、街路の修景や、歩行者や自転車の交通の改善がはかられています。
アーキエムズ (2008年10月13日 08:51) | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)
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本日は移動日。午前中は街歩き。歴史的な景観を残す住宅街も市街地の近くにまだの残っています。土曜日で観光客も増えて、国立公文書館へ入る行列も昨日の3倍くらいになっていました。G7がらみの会議もまだやっているみたいで、ポリスの姿も目立ちます。でも、新聞紙上にあるような緊張感はどこにもありません。経済社会からは絶縁されたような街みたいです。土曜日のワシントンはいろいろな行事をやっています。メトロをおりるとネイビーデーの催しに出くわしました。自衛隊でなくて軍隊です。街中の建物は権威の象徴のような威容を持ったデザインが多く、新築のの建物でも様式建築の風貌を持ったものが多く見られます。いかにもアメリカの強さ、超越性、威厳を見せ付ける街、見方によっては権威主義、帝国主義的と感じる人もいそうです。中心部は都市計画があまりにもきちっとしていて、面白みがないというのも実感です。
アーキエムズ (2008年10月12日 08:48) | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)
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25年前、アメリカ放浪の旅をしたとき、一番印象に残った建築がワシントンにあります。ナショナルギャラリー東館。ルーブル美術館のガラスのピラミッドでも有名なイオ・ミン・ペイのデザインによる建物です。非常にシンプルで力強いデザインですが、テクスチュアのせいか繊細でやさしい感触も伝わってきます。学生時代には非常に大きな影響を受けていました。建物の形などは写真でいつでも見ることができるものなのですが、ワシントンに来ることになって、久しぶりにこの建物に触れることを楽しみにしていました。今日の一番のトピックスです。
ナショナルギャラリーから国会議事堂前の広場"ザ・モール"を渡って議事堂へ向かう途中にボタニカルガーデンがあります。今、ここで"ONE PLANET-OURS"という特別展をやっています。22世紀へのサスティナビリティといったサブタイトルがついていて、環境保全のためにできることについての展示を何人かのアーティストが作成して展示しています。アメリカはCOP3にも参加せず、環境より経済という道を選択していた時代もありましたが、ここにきて今度は自分たちがリードするという立場をとろうとしていることもあり、環境への取り組みを目に見える形でいろいろと始めています。レンタサイクルや自転車道の整備もその流れの中でしょう。環境関連ビジネスでも日本に遅れをとらないよう力を入れてきているようです。そのことは大統領選挙のディベートの中でも取り上げられていました。
今日最後にNEWSEUMというところに入りました。写真はそのテラスからとったものです。報道博物館といった感じのところで、報道の歴史や911のような大事件のときのニュースなど、そして報道の自由やジャーナリストへの敬意などが展示されています。ワシントンという国家権力の中心地みたいなところでこういう場所ができるというのは、いかにもアメリカらしいですね。
株価の大暴落のなか、ワシントンでG7が開かれているようですが、ここにいてもまったく何をやっているのかはわかりません。非常に静かな街で、週末には観光客が増える、ただそんな街に見えてしまいます。
アーキエムズ (2008年10月11日 08:43) | 個別ページ | コメント(0) | トラックバック(0)